一般演題(ポスター)48
化学療法3
座長:渋谷 昌彦(東京都立駒込病院呼吸器内科)
P-432.悪性胸膜中皮腫(MPM)に対するカルボプラチン(CBDCA)+ペメトレキセド(MTA)併用療法のpilot study
飯田慎一郎1・福岡 和也1・寺田 貴普1・平山 倫子1・安光 亮洋1・村上 亜紀1・山田 秀哉1・田村 邦宣1・田端 千春1・栗林 康造1・坪田 紀明2・中野 孝司1
兵庫医科大学 内科学呼吸器RCU科1;兵庫医科大学 胸部腫瘍科2

【目的】悪性胸膜中皮腫(MPM)初回治療例に対する現時点での標準的化学療法は,ペメトレキセド(MTA)+シスプラチン(CDDP)併用療法である.欧米での臨床第II相試験では,MTA+カルボプラチン(CBDCA)併用療法の有効性も報告されている.今回,我々は,CDDPの一括投与が困難と考えられるPS不良もしくは高齢者MPMに対するCBDCA+MTA併用療法の安全性と有効性を検討した.【対象と方法】対象は,組織診にて診断された未治療MPMで,PS2,もしくは年齢75歳以上の症例.方法は,IC取得後,CBDCA(AUC=5)(day1),MTA(500mg/m2)(day1)を3週毎に点滴静注した.抗腫瘍効果及び有害事象はそれぞれmodified RECISTおよびCTCAEv3.0を用いて評価した.【結果】1)患者背景は男性1例,女性4例,平均年齢72.8歳(70歳〜75歳),組織型は全例上皮型であった.2)有害事象はGrade 4の白血球減少と血小板減少を5例中4例に,好中球減少を5例中3例に認めた.2例が1コースで治療を中止し,2例はCBDCAを減量して治療を継続した.Grade 2以上の非血液毒性は認めなかった.3)抗腫瘍効果は,奏功例はなく,治療中止例を除く3例がSDであった.SD持続期間は平均140日(126〜147日)であった.【結語】poor riskのMPMを対象としたCBDCA+MTA併用療法は,耐容性に問題があると考えられた.
第49回日本肺癌学会総会 2008年11月開催

特定非営利活動法人日本肺癌学会 The Japan Lung Cancer Society
© 日本肺癌学会 All rights reserved.